賞状書式の豆知識

賞状書式の豆知識

◆賞状の基本書式について

  • 賞状には、絶対に必要となる要素が6点あります。
  • 1)表題
  • 2)受賞者名
  • 3)主文
  • 4)年月日
  • 5)贈呈者名
  • 6)代表者、印
  • 賞状の構造

◆賞状の作成マナー

  • 上記の必要な6つの要素について、注意すべきマナーを説明します。
  • 1)表題
  • 表題とは、賞状の主題です。
    表題の文字は、主文の1.5倍強くらいの大きさで、中央部より少し上に、しっかりと書きます。
表題 定義 用途例
賞状 一般的には団体、個人の競技や研究などに対し、その優秀なる成績を賞め讃えて、主催者が入賞者に授与するものです。右肩には「優勝」または「第何位」等の競技や学績の結果順位が記載されます。 スポーツ・競技 文化活動 イベント 学術・学会 営業成績 コンクール 企画・提案 研修会
感謝状 賞状が競技、競学的なものに授与するのに対して、より幅広い社会性を帯びたものになります。功績や功労の顕著な方に対して、そのことを記念し感謝の意を表して贈るものです。 寄附・募金 結婚式 講演 災害防止 家族 ボランティア 新築・増築 業務改善 定年退職 永年勤続 代理店・特約店 防犯・防災
表彰状 社会生活において立派な功績を残したり、他者の模範となるような行いがあったときに授与されます。公共性を帯びたものであり、社会的な信頼度も高く、賞状類の中では一番権威のあるものとされています。 永年勤続 功労・業績 スポーツ・競技 皆勤賞 防犯・防災 代理店・特約店 業務改善 営業成績 定年退職 寿退社 文化・コンテスト 長寿 安全・無事故 地域功労 学術・学会 勤務成績 学校・PTA 災害防止
卒業証書 その学校の全課程(本科)の修了が認められた児童・生徒・学生などに対して、校長(学長)が授与する証明のこと。類似する文書には、修了証書(修了証)があります。 小学校 中学校 高等学校 大学 専門学校
修了証書 大学院などの全課程(本科)の修了が認められた学生に対して、校長(学長)が授与する証明。類似する文書には、卒業証書があります。 セミナー受講 講座受講 大学院 専門学校 保育園 幼稚園
認定証書 資格試験や評価審査などに合格したことを認定するものです。 免状 免許状 昇段・昇級 合格証書 内定証書 内定通知書
  • 2)受賞者名
  • 受賞者名は、表題より小さく、主文より大きく書きます。
    また、受賞者に敬意を示し、受賞者名は、贈呈者名より大きく、少し高い位置から書き始めます。
    表題と主文との中間に受賞者名を書き、表題より下げて、主文の下のラインより一文字程度空けるとバランスよく仕上がります。
  • 受賞者名の敬称
  • 表彰状や賞状は、上位の者から贈られるため、敬称はつけないのが原則ですが、最近では、 国や民間を問わず、「殿」や「様」をつけるのが一般的になっています。
種類 敬称
感謝状 「様」、「殿」
賞状、表彰状 つけない または 「様」、「殿」
卒業証書、認定書、各種免許証 つけない
  • ★「様」と「殿」って?
  • 賞状では、「様」や「殿」が敬称として使われますが、
    この2つは、敬意の方向が異なりますので、ご注意ください。
  • 賞状では、「様」や「殿」が敬称として使われますが、この2つは、敬意の方向が異なりますので、ご注意ください。
  • ●様 → 目上の方に使う(オールマイティ)
  • ●殿 → 上位の者から下位の者へ使う
  •      例)官公庁や組織の代表から出される
  • ●様 → 目上の方に使う
    (オールマイティ)
  • ●殿 → 上位の者から下位の者へ使う
  • 例)官公庁や組織の代表から出される

賞状が額縁より小さい場合のポイント

  • 3)主文
  • 主文の文字は、受賞者名・贈呈者名より小さく、年月日より大きく書くと、バランスが良くなります。
    文章は、原則としては縦書きですが、横書きでも問題ありません。
  • 次のポイントにも気を付けましょう!
  • 1.主文の書き出しや、改行の書き出しであっても、1文字下げずに書きます。
  •  ※書き出しは、
  •  個人の場合 → 「あなた」「君」
  •  団体の場合 → 「貴社」「貴組合」「貴院」「貴校」など
  •  個人グループの場合 → 「あなたがた」「皆さん」「皆さんのチーム」など
  • 2.句読点は、原則としてつけません。
  • 3.1つの語句が2行にまたがらないようにします。
  • 4.「~は、~を、~へ」の助詞は、行頭にこないようにします。
  • 5.通常は、文の区切りは改行ではなく、1文字分空けてつづけますが、
     「よって~」のときは、改行して書きましょう。
  • 6.文末は、原則として「ます」体で書きますが、「である」体を使う場合もあります。
  • 7.表題に主文の文末表現を対応させます。
表題 主文末尾
賞状 「賞する」、「賞します」
感謝状 「謝意を表する」、「感謝の意を表します」
表彰状 「表彰する」、「表彰します」
  • 8.漢字は大きく、ひらがなは少し小さく書きます。
  • 9.最後の行の末尾は、少し余白をとるようにします。
  • 10.上記のことに気を付け、文字の配置を決定します。
  • ★賞状を書くのは左から!?
  • 通常、縦書きの文章は右から書きますが、賞状を書く場合は、袖や手で用紙を汚さないように 左から右に書きます。
  • そのため、全体のバランスが良く、脱字の無いよう、事前に文字の配置を決めておくことが大切なのです。

賞状を書く際のポイント

  • 4)年月日
  • 年月日の文字は、一番小さい大きさで、主文より1文字下げて書き始めます。
  • 年月日の表記では、10は「十」を使います。
  •  例)平成28年12月25日 → 平成二八年二月二五日
  • 日付は、原則として、大会や行事等が行われた年月日を記入します。
  • ※故人への表彰の場合
  • 式典や大会、行事等の場合は、実施された年月日を記入しますが、
    それ以外の場合は、生前の最後の日または49日の喪が明けてからの
    日付を記入するのが一般的です。
  • 5)贈呈者名
  • 贈呈者名の文字は、主文より大きく、受賞者名より小さく書きます。
  • また、書き始めの位置は、受賞者名より低い位置から書きます。
  • 会社名や組織名は、代表者名よりもやや小さめに書きます。
  • 6)代表者、印
  • 代表者名の肩書は、代表者名の真上に、代表者名より小さく書きます。
  • 代表者名の下には、押印分のスペースを空けておく必要があります。
  • 主文の下限よりも上に押印します。
  • ★押印のポイント
  •  ●代表者名と中心が揃うよう、まっすぐ押印します。
  •  ●できれば、代表者名と重ならないよう、代表者名のすぐ下に、主文の下限より上になるよう押印します。
  •  ●印が大きい場合は、代表者名とは重なっても、賞状枠とは重ならないように気を付けましょう。

押印のポイント