【還暦祝いの相場はいくら?予算別・
お金がない場合のお祝いプランを紹介
人生の大きな節目である還暦。大切な方が還暦を迎えたら盛大にお祝いしてあげたいですよね。
でも「還暦祝いの相場ってどのくらい?」「お金がないから安く抑えたいけれどどうすればいい?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
この記事では還暦祝いの相場を解説。予算別のプレゼントのアイデアや、低予算でもきちんと見えるお祝いプランをご紹介します。
目次
還暦祝いの相場はいくら?
そもそも還暦とは「暦が還る」という意味で、60種類ある十干十二支が一巡りしてきた60歳(数え年で61歳)を指します。
60歳といえば、定年退職を迎える方が多い年齢。定年=第2の人生のスタートでもあるため、還暦を人生の大きな節目ととらえる方が増えているようです。
昔は還暦というと長寿のお祝いでしたが、平均寿命が大幅に伸びている昨今、長寿祝いとして下記のようなお祝いをする機会も増加しています。
- 古稀(こき)…70歳
- 喜寿(きじゅ)…77歳
- 傘寿(さんじゅ)…80歳
- 米寿(べいじゅ)…88歳
- 卒寿(そつじゅ)…90歳
- 白寿(はくじゅ)…99歳
- 紀寿(きじゅ)…100歳
親しい方がこのような長寿祝いの年齢を迎えたら「盛大にお祝いしてあげたい!」と思いますよね。
では、お祝いにはどれくらいの金額をかければよいのでしょうか?
ここからは、お祝いにかける金額の相場を、贈る相手別に解説します。
両親・義両親の場合の相場:3万~5万円
両親の還暦祝いに贈るプレゼントの相場は30,000円から50,000円が目安とされています。とはいえ、各家庭の事情や地域性もあり、厳密な基準が設けられているわけではありません。
両親へ贈る際に注意したいのは、贈り手側にきょうだいがいる場合。
一人だけ高額だとヒンシュクを買う可能性がありますし、逆に低額すぎて恥ずかしい思いをすることにもなりかねないためです。
兄弟姉妹とは事前に打ち合わせて金額を揃えるとよいでしょう。
あるいはお金を出し合って連名で贈り物をすれば、より豪華なお祝いができそうですね。
結婚されている方の場合は、義両親の還暦祝いを考えることもあるかもしれません。自分の両親と同等の金額でお祝いするのがベストですが、もし夫(妻)にきょうだいがいる場合は、その兼ね合いを優先して検討するのが望ましいでしょう。
祖父母の場合の相場:1万~3万円
祖父母の還暦を祝う機会がある孫は、若年である場合がほとんど。親からお祝いをするのであれば、幼い子ども名義で個別に何か贈る必要はありません。
お祝いの席に参加して笑顔で「おめでとう」と伝えたり、手紙や似顔絵をプレゼントしたりするのが何より喜ばれるでしょう。
高齢になった祖父母の長寿祝いのタイミングなら、成長した孫からプレゼントを贈るケースも出てきます。この場合の目安は10,000円から30,000円程度とされていますが、無理のない金額で問題ありません。
たとえば学生の孫が、お小遣いやアルバイトで貯めたお金で贈るのなら、数千円程度でも十分です。
いちばん大切なのはお祝いの気持ちを伝えること。
祖父母はどんなプレゼントであっても「孫が祝ってくれた!」と喜んでくれるはずです。
きょうだいの場合の相場:1万から3万円
自分や夫(妻)の兄弟姉妹に贈るお祝いの相場は、10,000円から30,000円くらいとされています。
きょうだいは歳が近いケースが多く、贈った数年後には自分がお祝いをしてもらう立場になることも。金額があまりに大きすぎるとお互いの負担になりかねないので、大げさに考える必要はないでしょう。
仲の良い兄弟姉妹の場合、この機会に集まって食事会をする、一緒に旅行に行くなど、ともに楽しいひとときが過ごせるよう計画する人も多いようですよ。
会社の上司の場合の相場:5千~1万円
上司や先生など、恩義のある方へのお祝いは、5,000円から10,000円が目安です。
会社の上司の場合は退職のタイミングと重なることも。これまでの感謝の気持ちも伝わるような贈り物ができるとよいですね。
同僚とお金を出し合えば、いつもの飲み会とは違う豪華な食事会や、特別感のあるギフトを贈ることも可能ですよ。
現金を贈るのは失礼にあたることも!
還暦などの長寿祝いには「お祝い金として現金を包めばOK」と考えている人もいるかもしれません。しかし一般的に、目上の方へ現金や商品券を贈るのは失礼とされています。とくに上司や恩師に対しては注意が必要。品物や体験を贈るほうがふさわしいでしょう。
とはいえ、近しい身内などの懇意な間柄であれば、「自分で好きなものを買ってね」とお祝い金を渡す選択肢もあります。
この場合でも予算の全額を包むのではなく、現金と品物に分けたり、食事会や旅行などにプラスして渡す等の工夫をするとよいでしょう。
人によっては子や孫から現金を受け取るのに抵抗を感じることもあります。相手の考え方や関係性に応じて判断しましょう。
「好きなものを選んでほしい」と思うなら、現金ではなくカタログギフトを贈るのもおすすめですよ。
お金がなくても思いは伝わる!
5千円以下でできるお祝いアイデア
「お祝いはしてあげたいけれどお金がない」という人や、「まだ学生だけど祖父母を祝いたい」「普段お世話になっている方へささやかなお祝いをしたい」というケースもあるでしょう。
また「食事会の際に記念品を贈呈したい」「旅行を贈るけど品物もプレゼントしたい」と、低価格でも印象に残る贈り物を探している人もいるのではないでしょうか。
ここからはまず、低予算でも気持ちが伝わるおすすめのお祝いプランを紹介します。
花束などのフラワーギフト
還暦に赤いものを贈る風習があるのは、「赤ちゃんに戻って人生を再スタートする」という意味があるだけでなく、赤色に魔よけの効果があるとされているからだとか。
ブーケやアレンジメントも、真紅のバラ等の赤い花を使ったものがおすすめ。還暦以降の長寿祝いにも、古希・喜寿は紫、傘寿・米寿は黄色……と象徴する色がありますから、それぞれのカラーの花を選ぶと特別感が増しますね。
生花はもちろん素敵ですが、最近は、美しさが続くように加工したプリザーブドフラワーも人気です。お手入れ不要で長く飾れるので、記念の贈り物として喜ばれますよ。
● 予算は?:約3,000円~
花の種類や量によって価格はさまざま。還暦祝いにぴったりな60本の真紅のバラの花束なら1万円前後~。
お酒やお菓子などの食べ物
誰にでも喜ばれるおいしい食品はギフトの定番です。
還暦祝いをはじめとする長寿祝いには、有名な銘柄の日本酒や、行列ができる店のスイーツ、料亭オリジナルのご飯のお供など、自分ではなかなか購入しないような特別感のある食べ物を選ぶとよいでしょう。
食品ギフトは食べるとなくなる“消えもの”なので、相手の趣味に左右されることが少なく、気軽に贈れるのが利点です。ただし高齢の方へ贈る場合は注意も必要。
「歯が弱い方でも食べやすいか」「病気を抱えている方が制限されている食べ物ではないか」など、相手の健康を気遣ってチョイスできるとよいですね。
● 予算は?:約3,000円~
家族構成に合わせ、食べ切れる量を贈るように心掛けて。小家族なら、賞味期限が短すぎるものは避けると良いですね。
オリジナルのアルバム
思い出を詰め込んだアルバムは、子から親へ、孫から祖父母へ贈るギフトにぴったり。孫と一緒に撮った写真を中心に、可愛い孫のさまざまな表情を集めれば、宝物の要に大切にしてもらえるでしょう。
贈る方の幼少期から現在までの写真を編集し、これまでの人生を振り返られるアルバムにするのも面白いですね。家族の若かりし日の姿を見ながら思い出話に花も咲きそうです。
プリントした写真を台紙に貼り、メッセージを書き込んで作る手づくりアルバムなら、思い入れたっぷりに仕上がります。
オンラインで注文できるフォトブックなら、本格的な仕上がりなのに簡単に発注できるので、時間がない方にもおすすめです。
● 予算は?:約1,000円~
ネット注文のフォトブックは価格がさまざま。ハードカバーで高画質印刷なら特別感のあるアルバムになります。
孫が描いた絵などの手づくり品
小さな孫からのプレゼントには似顔絵がぴったり!どんなにたどたどしくても、大切な孫が一生懸命書いてくれたのだと伝われば喜んでもらえます。文字が書けるようであれば「おめでとう」「だいすき」などの簡単なメッセージも書かせてみてもよいですね。
小学生以上の孫から贈るなら、折り紙作品もおすすめです。長寿の象徴とされるツルやカメ、華やかな花などが長寿祝いに相応しいモチーフです。還暦祝いなら赤い折り紙で作ると特別感が伝わりますね。
子どもが作った作品は、フレームに入れたり台紙に貼ったりして、立派に見えるようにデコレーションしましょう。ひと手間加えるだけで、そのまま飾れるギフトになりますよ。
● 予算は?:数百円~
100円ショップで材料を揃えればOK。低コストでも思い入れたっぷりのプレゼントが作れますよ。
手紙や感謝状
手紙を書けば、まったくお金をかけなくても、お祝いしたい気持ちを届けることができます。お祝いの言葉だけでなく、これまでの感謝の気持ちをしたためてみましょう。面と向かって言うのは照れくさいメッセージも、手紙なら恥ずかしがらずに伝えられますね。
気持ちが届く言葉を書く自信がない人には、感謝状がおすすめです。感謝状には短いフレーズを豪華に見せる効果があるので、メッセージを印象的に届けられますよ。
●予算は?:0円~
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還暦祝いのギフトには品物や体験を!予算別・おすすめのプレゼント
お祝いの予算は、贈る相手との関係性によって人それぞれ。親族など数人でお金を出し合って贈るなら、10万円以上の豪華なお祝いも夢ではありません。
ここからは、還暦をはじめとする長寿祝いにおすすめのギフトを金額別に紹介します。予算や相手の好みに応じて食事会と品物を組み合わせるなど、喜ばれるお祝い方法を考えてみてくださいね。
予算1~2万円なら
実用的で気軽なプレゼントを
● おすすめは?
- 帽子、日傘などのファッション小物
- ブランド牛や高級フルーツなどの食品
- 健康グッズ
- 自宅で食事会
10,000円から20,000円のプレゼントなら、いくつあっても困らない実用性の高いアイテムや、自分では買わないような食品を贈るのがおすすめ。
帽子や日傘、ストールやマフラーなどの身に付けるものは、相手の好みが分からなければ、使う人を選ばないベーシックなデザインをチョイスするのが無難です。素材や品質にこだわれば、目の肥えた方にも気に入ってもらえるでしょう。
誰もが知るブランド牛や一度は食べてみたい高級フルーツなども、この価格帯なら贅沢に贈ることが可能です。
食事会をするなら、仕出しやケータリングを利用し、自宅で気が置けない集まりを催すのもよいでしょう。
赤いちゃんちゃんこを用意して記念写真を撮ったり、手紙や感謝状の贈呈式をすれば、思い出に残るお祝いの席になりますよ。
予算2~5万円なら
特別感のある贈り物がおすすめ
● おすすめは?
- 長く使えるバッグや財布
- 上質な食器
- 有名店で豪華な食事会
20,000円から50,000円の予算なら、特別感のあるプレゼントをチョイスできます。
たとえば素材にこだわった上質なバッグは、いくつあっても嬉しいアイテムです。還暦には赤いものを贈る風習があるので、赤系のカラーを選ぶのも記念になってよいでしょう。
日常使いできる財布などの革小物や、普段の食卓で愛用してもらえる夫婦椀は、名入れやオーダーメイドでオンリーワンのギフトにするのがおすすめ。「わざわざ注文してくれたんだ!」と感動してもらえること間違いなしです。
食事をプレゼントする場合も、高級料亭や有名ホテルなど、敷居が高くてめったに行けないお店が利用できます。「夫婦水入らずの時間を楽しんできてね」とプレゼントしたら、日頃の感謝の気持ちも伝わりそうですね。
予算10万円以上!
旅行のプレゼントで非日常体験を
● おすすめは?
- おしゃれな腕時計
- 老舗旅館の温泉旅行
- スイートルームの贅沢ステイ
きょうだいや親族でお金を出し合うケースでは、100,000円以上の潤沢な予算で贈り物ができるかもしれません。そんなときは、非日常感が味わえる贅沢なプレゼントを用意しましょう。
いちばんのおすすめは、旅行を贈ること。温泉旅行なら心身ともにリフレッシュできるので、これまで懸命に働いてきた方へのギフトに最適です。
地産地消の郷土料理や部屋付き露天風呂が楽しめる宿をチョイスすれば、気兼ねなく羽を伸ばしてもらえそうですね。
都会への旅行をプレゼントするなら、シティホテルのステイプランを利用するのも手。高層階からの夜景やレストランでのコース料理、エステなど、非日常体験を楽しんでもらえますよ。
還暦祝いには手紙や感謝状を添えて
気持ちを伝えよう
予算別にさまざまなお祝いのアイデアを見てきましたが、どんなお祝いをする場合でもいちばん大切なのは、相手に思いを届けることです。
手紙や感謝状を用意すれば、還暦をはじめとする長寿祝いを迎えた方へのお祝いのメッセージや、これまでの感謝の気持ち、これからもますます元気でいてほしいという願いを確実に伝えることができます。
なかでも感謝状は「相手に伝わる手紙を書く自信がない」という方にもおすすめ!
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食事会の余興のひとつとして、ギフトを贈る際に添えるメッセージとして、当店の感謝状をご活用くださいね!